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   No 10 June、2010
 

第1号で紹介した、ジャックフルーツの木ですが、春の到来とともに伸びて60cmくらいになりました。
ライチは4年も生きて、オフィスの片隅で冬に枯れてしまいました。
3月にバングラデシュに行った時に食べたバナナは大きな種がじゃりじゃり入っていて、
ライチの後に種を播いたのですが、小さな芽をだしました。
レモンはちょっと元気がないなあ、という感じですが、健在です。
いくつの種をバングラデシュから運んで、いくつが生き、いくつがだめになったでしょうか。
種から芽が出て伸びる、それだけのことなのに、果物を食べるたびに、大切に種を運んでしまいます。

 
 

THE BLUE SWEATER

新聞で紹介されているのを見た時、ためらわずに買った本です。
作者はジャクリーヌ・ノヴォグラッツ。
アキュメン・ファンドという、途上国を応援する人にお金を貸すという組織を始めた人です。
数年前に彼女のことを書いた記事を読んで、興味を持ち、ずっと心に残っていました。
読み進むうちに、彼女の感性のあり方が興味深く、言葉を味わいながらゆっくり読んでいます。
彼女が子どもの頃、欲しい物を買ってもらえるのは、クリスマスとか誕生日などの特別な場合でした。
彼女は東ヨーロッパからアメリカに移民してきた家庭に育ちました。
誕生日におじさんがコットンの青いセーターをプレゼントしてくれました。
彼女はそのセーターが大層気に入って自分の特性マークを縫いつけ長くきていたのですが、
ついに小さくなってしまいます。
それを教会に寄付します。
数年して彼女が就職した銀行から派遣されてアフリカに行った時、
まさにその青いセーターを着ている男の子に遭遇し、
男の子を呼びとめて自分専用マークをセーターに見つけ、感銘を受け、
以来アフリカが彼女の生活に大きな意味を持ってきます。
アメリカで、彼女の後に、だれかが着て、何かの形でアフリカに渡ったセーター。
空を染めるジャカランダのラヴェンダー・ブルー。
ゆらゆらと揺れるアフリカの空気と、それに合わせるようにお尻をふって歩くアフリカの歩き方。
大地を染めるように咲くひまわりの黄色と、固定自転車をせっせとこいで、
ひまわりの種からオイルを絞り出す高校生の男の子。
もちろん、このような美しい記述の裏で彼女が流した涙は、海を作れるくらいたくさんでした。
でも、何かがなされようとしている時には、必ずだれかの手が差し出されて、物事が進んでいき、
彼女の現在があるのです。
ところで、彼女が涙の海を乗り越えて、1歩を踏み出すことができた地は、ルワンダでした。
ルワンダの民族の争いが大きく報道されて、ルワンダは恐い、と思っていたので、少し意外でした。
詳しくはまたの機会で、お話します

 
 

ランプラの工房から

ダッカにランプラという場所があります。
国営テレビ局から続く大通りを通って行きます。
ダッカの中心の場所の一つなので、道路の込み具合が半端じゃない、という場所です。
実はサクラ・モヒラの工房はその通りから小さな路地を入ったところにあります。
いつも滞在している場所から、リクシャで行くには危険が多すぎるし、時間がかかり過ぎて無理。
タクシーは近すぎて乗車拒否をされます。
バスはいつ来るかわからないし、外人の私たちにはちょっと無理。
残る手段は緑色のスクーターに客席がついている、タクシーとリクシャの中間のような乗り物、
CNGです。
メーターはついているけれど、それに従えば運転手の儲けが少なくなるので、
メーター抜きの価格交渉があります。
多めに払う覚悟をして待ち構えて、路上に立っても、混んでいる時には1時間待っても
拾えない時があります。
ほんとにダッカの交通事情はお金のない身分にはきびしいものです。

写真はランプラの街の風景です。
さまざまな職人さんたちが集まっている場所で、糸が足りなくなったり、文具が足りなくなった時など、
ちょいと調達できるという利点があります。
印刷をしたい、印を作りたい、人手が足りない、という時にもひょいとできてしまうのです。
このような場所もちょっとおもしろいかもしれません。
夕方には、あちこちの水たまりから蚊の大群が押し寄せて、かゆい、かゆい、かゆい・・・
工房があるのは、そういう場所です。

 
 


  ナラヤンプール村の家族

サクラ・モヒラの奨学生モニールからメールが届きました。
2月に頼んできたことがあります。
村の学校の子どもたちのためにいろいろな本を選んで、ダッカ大学の近くにある
古本のマーケットから買ってほしい。
お金を預けてきました。
どうなる事かと思っていたら、5月の末にメールが来て、合計29冊の本を選んで、
もう一人の大学生の奨学生アムジャドと一緒に村の学校に運んでくれたそうです。
詳細は書いてなかったので、これ以上のことは分からないのですが、
7月に村に行って確認することが楽しみです。
これまで、本を買うようにと、村の世話係アンワーや校長先生に託してきたお金は、
妙にまじめなだけの本に変わり、村ではこんなに立派な鍵は見たことがない、というような
立派な鍵のある本箱に入り、誰も簡単には手に取ることができない飾りものになっているからです。
古本だから自由に読んでね。
だめになったらまた買ってあげるから、とこちらは思っても、この気持ちはなかなか伝わりません。
子どもたちは字を覚えても、テレビもない、本もない、電気もないという環境では、
読むものがなにもないのですから。
モニールがどれだけやってくれるか・・・
彼には大きな期待をよせています。
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★オフィスからお知らせ

サクラ・モヒラのメインの販売会です

@ 6・11(金)〜16(水) ギャラリー「寧」
   11:00〜7:00

  伊奈町大針635−4  ?048−723−7371
  「寧」のお庭に初夏が匂い立っていました。
  いつもお庭を通り抜けることが、楽しみです。

A 6・26(土)〜30(水)ギャラリーシャイン
   11:00〜7:00

  京浜東北線・与野西口駅前
  さいたま市浦和区上木崎T−9−20 tel:048−833−1045
  ★期間中バングラデシュのポテトとえびのカレーとナン・オーガニックティを
   シャインのメニュに加えてもらいます。
  ★バングラデシュ・ナラヤンプール村小学校からの絵も届いています。
   額に入れて、ギャラリーの壁に展示です。

10月末に第2回バングラ・ツアーを計画しています。
  ご希望の方は早目にご連絡をお願いします。
  10人くらいのツアーを計画しています。ベストの季節です。

 
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